ヒノキは私たち日本人の生活に、昔から身近な木材です。
木造住宅の骨とも言える柱。タンスやすのこ、子どものおもちゃ、お皿やお椀など、いろいろな物にヒノキは利用されています。
そしてお風呂もその1つ。ヒノキ風呂やヒノキを使った桶、お風呂に浮かべるとヒノキの香りが楽しめるものだってあります。他にもヒノキの香りの入浴剤なんてものもあるくらいです。
そんなヒノキとお風呂について紹介していこうと思います。
ヒノキとは?
ヒノキとは日本と台湾にのみ分布するヒノキ科ヒノキ属の針葉樹です。古代において火を起こす時に用いられていたので、「ヒノキ」は「火の木」と呼ばれる説と、尊く最高のものを表す「日」をとって「日の木」が由来だという説があります。
日本では建材として最高品質のものとされています。
ヒノキの特徴
木材の特徴としては
- 木目はまっすぐキレイ
- 木肌はつやつやで美しい
- しっかりとした硬さと耐久性
- 加工しやすい
- 腐食しづらく、耐湿性、耐水性に優れている
- 防虫効果もあるので虫がつきづらい
- 特有の芳香を放つ
などがあげられます。
見た目もきれい。硬さと耐久性もあり、水に濡れたり湿気が強くても腐ったりしない。しかも形を加工するのもしやすいと、ヒノキは建物からちょっとした小物まで使える超万能木材なんですよ。だからいろいろなものに加工されているんですね。
ヒノキの香り
ヒノキの香りってちょっと独特な香りを出していますよね。これはヒノキの中に含まれている精油ヒノキチオールの香りなんです。
このヒノキチオールの効果は抗菌や抗真菌、消臭作用のほか、防虫作用と殺菌・殺虫効果も優れており、ダニやカビの繁殖を防ぐ働きもあります。そして、人がこの香りを嗅ぐと気持ちが安らぎ、疲れを癒し、さらに前向きな気持ちにさせてくれる効果があります。
目をつぶってヒノキの香りを嗅ぐと、まるで自分が森林の中にいるような開放感がある気持ちにさせてくれます。
お風呂とヒノキ
建築物によく使用されているヒノキですが、風呂場の浴槽に好んで用いられることが多いです。ヒノキは耐水性耐湿性、防腐効果に優れていますし、防カビや菌類の繁殖も抑えます。なによりその耐久力は折り紙つきで、水に濡れる浴槽でも何十年だろうと使用できるほどです。
しかも、お風呂に浸かりながらのリラックス効果が、精油ヒノキチオールの効果でもっとリラックスされ、疲れも癒され、気持ちも前向きにさせてくれます。これほど適したお風呂の浴槽はないんじゃないでしょうか。
ですが、お家のお風呂の浴槽をヒノキ風呂にするとかなりお高いんで、最近のお家じゃあまり見なくなってきています。旅館や温泉、お風呂にこだわりがある人は好んでヒノキ風呂にしているくらいでしょうね。
お風呂で楽しむヒノキアイテム
ヒノキの香りに包まれながらゆったりお風呂に入りたい。そんな気持ちがあってもわざわざリフォームでお家のお風呂をヒノキ風呂にするにはコストがかかります。
という事で、ヒノキ風呂にしなくてもヒノキの香りを楽しめるアイテムを紹介していこうと思います。
ヒノキの湯玉
こちらヒノキを丸い玉に加工した一品。
使い方は簡単。このままお風呂のお湯に浮かばせておくだけです。お湯の熱と水分でヒノキの香りがブワッとお風呂場全体に広がります。子どもと一緒だと遊びながらお風呂にも浸かれそうでいいですね。
丸い玉なので、これを使ってツボ押しの要領でマッサージなんて事にも使えちゃいます。
使い終わった後はおもちゃ用のネットに入れて乾かしてやればだんだん香りはなくなってきますが、繰り返し使えます。完全に香りがなくなったら子どものおもちゃにするもよし、ツボ押し用にするもよし、お家のちょっとしたオシャレな置物に使うもよしです。
ヒノキの動物おもちゃ
子どもがいる家庭だとヒノキで作ってある動物パズルというものもいいかもしれません。
普通は部屋で遊ぶだけで使っている人が多いと思いますが、ヒノキなので、お風呂で遊んでも全然大丈夫。ヒノキ玉と同じで、これからもかなりのヒノキの香りが感じれます。子どもと遊びながらヒノキの香りでリラックスと癒しの時間というのもいいですよ。
このヒノキの動物パズルは浴室の壁に濡らせばペタッとくっ付くので、貼り付けながら遊ぶこともできます。遊び終わった後はこれもちゃんとネットに入れて乾かしてあげてください。
ただ、お値段が5000円くらいとお高いんで、自宅用で買うというよりは出産祝いに贈ってあげると喜ばれると思います。渡す時はお風呂でも遊べるよっと付け加えてあげてください。
ちなみにこのブログの表紙に使用している写真の動物パズルは長男の出産祝いに嫁さんの友達がくれたものです。
長男はこれがお気に入りで、4歳になっても次男と一緒にお風呂の中で、この動物パズルを使って遊んでいます。これは本当にありがたい贈り物でした。
ヒノキの風呂蓋
浴槽ではなくお風呂の蓋をヒノキに変えてもしっかり香りが出てくれます。まぁ、だんだん香りは薄くなってしまいますけどね。
ですが、年数がたてばたつほど色が変わってきてヒノキの蓋に年季が入ってきます。なんかそういうの良いですよね。
入浴剤で楽しむ
入浴剤ですが、これはしっかりヒノキの香りを楽しめるそうです。しかもヒノキチオールも配合。
お値段も安いので、これが一番安上がりにヒノキ風呂を楽しめるやり方かもしれませんねw
1つ注意点があるんですが、入浴剤の場合は香りがお湯自体につくので、残り湯で洗濯をしているお家はお湯に入れる量を考えて入れないといけません。入れ過ぎちゃうと洗濯用洗剤の香りを凌駕してしまって、洗濯物がヒノキの香りになってしまうかもしれません。
まとめ
ヒノキはその香りを嗅ぐだけでも気持ちが安らぎ、疲れを癒し、気持ちを前向きにさせてくれます。そして、これをお風呂と一緒に使うことで、その効果はもっと強くなるのです。
気持ちが落ち込んだり、疲れが溜まっている時なんかはヒノキの香りで癒されながらお風呂に入ってみるといいかもしれません。
そういう時は紹介したヒノキアイテムを使ってお風呂で、ヒノキの香りを楽しんでみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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