ふとしたきっかけで、突然に腰が痛くなるぎっくり腰。
別名『魔女の一撃』とも海外では言われており、その尋常じゃない痛さに地獄を体験したことのある人は、多いんじゃないでしょうか?
まだ経験したことのない皆さんも、25歳をこえたくらいから腰を痛める人が多くなる傾向があるので、老いという名の悪魔はゆっくりあなたの後ろに近づき、ちょっとした動きで強烈な一撃を腰に与えてくるのでお気を付けください。
さて、この突然のぎっくり腰なんですが、痛めてしまったときってお風呂に浸かるべきなのか浸からないほうがいいのか知っていますか?
意外と知らなくて間違った方法を取ってしまい、悪化してしまった…なんて事も少なくはなかったりします。
そこで本日は、突然のぎっくり腰が起きた場合に、お風呂に浸かるべきなのかどうかについてを紹介していきたいと思います。
まずはぎっくり腰について
さて、浸かるべきかどうかの話を始める前に、ぎっくり腰ってどんな腰痛なの紹介しておきましょう。
ぎっくり腰は、突然引き起こる強烈な腰の痛みの事を指します。
傷病名としてそんな名前があるように思っている人が多かったりするんですが、実際は急性腰痛症という名前が正解です。
そして、この急性腰痛も痛めたところによって名前も種類もいろいろで、
筋筋膜製腰痛→背骨の横についている筋肉の左右どちらかの損傷
股関捻挫→股関節の捻挫
腰椎捻挫→第3・4・5腰椎のいずれかの関節の捻挫
腰仙関節捻挫→第5腰椎と仙骨の間の関節の捻挫
仙腸関節捻挫→骨盤の関節の捻挫
椎間板ヘルニア→腰椎関節や腰仙関節の間にある椎間板が潰れた状態
と簡単に傷病名と痛める部位を書くとこんなところですね。
どの急性腰痛症も痛めた部分周辺に、発熱・激しい痛み・腫脹の炎症反応を引き起こし、動けば激痛、安静にしていても疼くというつらい症状に悩まされます。
お風呂に浸かるべきかどうか
それでは本題に入っていきましょう。
ぎっくり腰になった時に、お風呂に浸かるのがいいのか?浸からないのがいいのか?
その答えは・・・

浸からないのが正解。
ぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛症は、どの症状も痛めた部分周辺に、炎症という発熱と強い痛みを引き起こしています。
この状態でお風呂に浸かると、発熱と痛みを出している部分を温めてしまうことになるので、炎症がより強くなって悪化してしまいます。
なので、ぎっくり腰をしてしまった場合は、シャワーで体を洗うくらいで、お風呂に浸かって体を温めることはしないようにしましょう。
ぎっくり腰の炎症は3日ほどで落ち着くので、その後はしっかりお風呂に浸かって温めてもらって大丈夫です。
ぎっくり腰でも浸かりたい場合
ぎっくり腰になっても

「それでもお風呂には浸かりたい!!」
というお風呂好きな人もいるかもしれません。
つらい腰の痛みに耐えている中で、お風呂のぬくもりに癒しを求めたくなる気持ちは
分からなくもない!!
いいでしょう!浸かりなさい╭( ・ㅂ・)و ̑̑ ぐっ
ですが、その場合気を付けてもらう点が3つ。
- 浸かる時間は短く
- 浸かったあとはしっかり患部をアイシングする
- アイシングしたあとは湿布を貼る
この3つを守ってお風呂に浸かるようにしてください。
浸かる時間は、3分くらいの短い入浴で済ませ、お風呂から上がったあとは、アイシング。
アイスノンや氷を容れた氷嚢袋やビニール袋をタオルを間に入れて患部を冷やしましょう。
7分くらいを目安に冷やしてください。
冷やした後は、消炎鎮痛効果のある湿布を貼って安静にしておけば、お風呂に浸かっても悪化する可能性はかなり低くなります。
まとめ
ぎっくり腰になった場合、お風呂に浸かるのは避けてください。
浸かることで、炎症を悪化させてしまうので、お風呂に浸からないでシャワーだけにしておきましょう。
どうしても浸かりたい場合は、入浴時間を短くし、お風呂から上がったらアイシングをする事。そしてシップを貼って安静にしておくようにしてください。
3日ほど我慢すれば炎症は治まっていくので、それからはしっかりお風呂に浸かって温めてるようにしましょう。
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あかさたな